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ヘリウムデュア
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ヘリウムデュアには金属製のもの、ガラス製のもの、ガラス繊維強化樹脂(FRP)製のものがあります。
一般には金属製のものが使われます。ガラス製のものは小規模の実験に使用し、中が直接見えるので便利ではありますが破損しやすいので注意が必要です。 FRP製のものは、熱侵入が小さい利点がありますが、常温に戻すときには窒素でヘリウム槽を置換する必要があります。 金属製のものは通常、低温脆性の少ないステンレスのSUS316やSUS316Lが用いられます。
取扱い上の注意
ヘリウムデュアに液が残っている状態で、外部から空気を吸い込むと、デュアの排気口やネックに固体空気が 付着し、塞いでしまい、蒸発したガスでヘリウムデュアの圧力が上昇し危険です。
レリ−フ弁付きデュアは、元弁が開れていることを確認することが肝要です。ただし、レリーフ弁よりも 下部で空気が固化したときは、レリ−フ弁があっても作動しないので、空気が入らないように気密に十分な注意を払わなければなりません。
ヘリウムデュアは熱侵入をできるだけ小さくするため、支持部が華奢にできてる為、転倒など外部からの ショックには非常に弱い構造になっているので、取扱いには注意が必要です。
ヘリウムデュアの例:左からガラス製、アルミ製、ステンレス製
(右の2台とも100L)
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